新卒がTesla Model3を買った際のローンの組み方
会社員っていいもんです。なんてったって社会的信用力が付きますから、大学生の時と違い、自分だけでお金を借り入れることができる。
そんなこんなで私はローンを組んで、無事テスラのモデル3 スタンダードレンジプラス(3種あるうちの1番安いやつ)を購入しました。安いとは言っても511万円しますから、ベンツやレクサスの下の方よりお金がかかります。そんな“高い車”の購入に至った経緯、支払いプランなどを記載していきます。購入の際の参考になればと思います。

簡単なプロフィール
- 年齢…24歳。1年遅れの2019年度新卒社会人です。
- 年収…賞与込330万円。決して高くはない。賞与込みなのでむしろ低い?
- 業種/職種…公開できませんが、カレンダー通り土日祝休み。
- 居住地…東京都、一人暮らし。
- 家庭持ち?…いえ独身。
こんな人間でもローンがかなり安く(※バブル期比)組めるのは大変ありがたいことです。不況万歳。
「ローン組んで大丈夫なの?」
職場の同僚からも、先輩方からも、親からも心配はされました。支払いができるのかと。結論から言えば私は大丈夫です。ご心配ありがとうございます。大丈夫とは『1人暮らしの男性が、車のローンや維持費や駐車場代も払いつつ、無理のない暮らしができる』ということです。もちろん購入にあたっては試算を様々しましたので、後述します。
絶対に無理はすべきではありません。車を買ったがために毎夜もやしを食べるとか、出かけたいのに高速代が支払えないとか、そんな状況に陥っては元も子もありませんから。
24歳で車を持つメリット
要は、この車を購入したところで500万円以上の価値を得られればいいわけです。下記にメリットをあげてみました。
- 燃料代を比較的気にせずどこへでもいける(キャピタルコストはかかるが、電気自動車の場合はランニングコストが安い)
- 30歳になるより前に車を買うと、友人が車を持っていないため、旅行などで有り難がれる
- 大学の後輩や友達に見栄がはれる
- クルマという共通の話題で、年長者との交流が増える。話題にできる。
- 旅行先が増える(電車で駅まで行ってタクシーだと厳しいですし)
- 彼女を乗せてドライブができる
昨今は若者の車離れだとか騒がれていますが、車のほうが勝手に若者から離れていったように思います。維持費・ローンetc、おかねが消える以外のデメリットが浮かびません。残念ながら彼女はいませんが、こんなところでしょうか。
結論:月3.7万、ボーナス月10万上乗せの8年ローンで決定

写真のとおりですが、結論から言えばこのようになりました。最初の支払いは6600円上乗せですので注意ですが、基本的には6,12月にどかっと払って、それ以外の月は約37000円ですね。
月々いくら払えるか?
自虐はさておき、購入にあたってまずは自分の月収から月いくらであれば余裕を持って支払いができるか、計算してみました。一人暮らし歴は3年程度ですので、月の支出は肌感覚でだしています。
- 収入の部…額面月収22万円+残業代α。
- 支出の部…
- 税金…33000円
- 家賃…60000円
- 光熱費…11000円 内訳は下記
- (水道…2000円)
- (電気…6000円)
- (ガス…3000円)
- ネット代金 6000円 内訳は下記
- (固定回線3500円+携帯回線2500円)
- 食費…30000円
- 遊興費…10000円
- 雑費…05000円
ざっくりとではありますが、月55000円であれば余裕があります。注意しなければいけないのは、これ全てをローン支払いに充てられるわけではなく「ローン」「駐車場代」「保険費用」など車関連の諸費用の合計であることです。残業代は変動しますから、これを込みでプランに組み入れるとまずいことになりますゆえ、計算に入れていません。
駐車場代が高い→引越しでクリア

ところがどっこい、購入検討段階でまずいことに気が付きました。2019年9月上旬、「Haha yes」画面を見る約1か月前の私が住んでいたのは、神奈川県横浜市の横浜寄りのところ。周囲の駐車場代が3万円を超しています。それゆえ私は引っ越しをし、もうすこし土地代の安い-具体的には、駐車場代が1万円くらいの-都会の田舎へと移動しました。これにより、本体代と保険代諸々に4万円以上を突っ込むことができるようになりました。
プランニングとキャリア設計
さて、自分の余力について考え終わり、次に考えたのは支払い能力です。購入時24歳ということは、5年ローンでも29、8年ローンを組むと31歳で支払い終わることになります。その間自分は負債を抱えるわけですから、急な出費がしづらくなるという懸念があります。
私の業種・業界は他業種に比べ給与が安定していますが、そこまで高くもなく、昇給はあまり望めません。そこで、細々と副業をしたり残業をしたり、賞与をためたりして、そうした急を要する出費に耐えられるようにしています。また、会社としてもかなり安定しているため、失業の恐れは薄く、長い目でローンを組むことができます。金利は低いので、頭金は無理のない範囲で支払い、国の補助金(後述)を何かあった際のストックにまわす作戦で行きました。
残業代もコツコツ貯めればなかなかな額になりますから、こちらの貯蓄も頑張っていきます。
国の補助金制度を活用する
注意:2019年度購入時のお話ですので、現在は変わっている可能性があります。
私が購入した2019年度では、国の補助金で購入者に誰でも40万円(ただし人数制限はあり)+各自治体の補助金でいくらかもらうことができました。私の場合東京都に籍を移したこともあって70万円もらうことができる算段でしたので、予算的にも気分的にも比較的余裕ができました。
銀行ローン or ディーラーローン?
最後に、ローンを組む先をどこにするか、を考えました。購入の際に悩む方が多いであろう部分ですね。大きく、『銀行ローン』か『ディーラーローン』(テスラは正確にはディーラーではないためこの呼び方が適切かどうかは不明ですが)です。
いわゆるディーラーローンでは、2社から選べます。Orico(オリコ)かJACCS(ジャックス)です。どちらも、年利1.9%で借りられます。
- Bad:ディーラーローンですので、所有権は私にはありません。
- Good:手続きが非常に楽ですし、その割には2019年現在金利も安くなっています。
もう一つの選択肢として銀行のマイカーローンが挙げられます。
- Bad:手続きが煩雑です。年齢によっては1.9%未満で借りることが出来るようですが、私は無理でした。1.9%が限界でした。
- Good:銀行のマイカーローンの場合は、所有権が自分にあります。なのでローンの支払い途中でも好きなように中古売却ができます。私はメリットに感じませんでした。
このような感じです。横浜銀行ではもう少し低い金利で借りられるようですが、私では要件を満たせなかったようで、通常通りとなりました。ですので、テスラ側にお任せすることにしました。
ローンを組むことの是非
下記、一般論ではなく主観です。私は幼いころから親から口を酸っぱく「借金はすべきでない」と教わりました。しかし曲がりなりにもお金の勉強をすると、私の考えは逆になります。今では借金をしてでも、若い時にしかできないことを存分に楽しむべきだと思っています。何も考えていないわけではありません。「金利が低い時には金を持っていても仕方がないので、ありったけのお金を自分の知識や経験を得るために使い、あとで回収する」のが正義だと考えるが故の、信念に基づいた戦略です。何度も言いますが、最低限有事の際のお金は確保した上で、です。
個人的には、モデル3はかなり手が出しやすいと思います。金銭感覚には疎いほうですが、モデルSやモデルXとの1000万クラスと比べるとはるかに安い。モデル3は半額ですよ。それなのに性能が半分ということもない。
現在

納車から3ヶ月経ちましたが、実に良い生活を送れているように思います。これまでは足の及ばなかった温泉に行くプランを練ったり、車を口実に素敵な女性とクリスマスデートをしたりと、生活に彩りが増えたのは間違いないです。また、取引先の偉い方とも車関連でお話をすることもでき「テスラの人」で定着するようになりました。イメージがつくことで定期的に話しを振ってもらえますし、良いことづくしですね。
欠点といえば、銀行からの引き落とし額がふえにふえてしまい、現在給与が給料日の翌日に消える事態が発生しています。想定内ですが、ちょっと悲しみがあります。
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