燃料代0円の車現実に
お断りしておきますが、これはハッタリではありません。2019年12月20日にTesla Model3 SR+(3グレードあるうちの一番安いやつ)を購入して以来少なくとも2020年3月20日までは、走行に必要な燃料代は払っていません。お金を稼いでいるから実質相殺で0円とか、そういうトリックを使わず単純に“ガソリン代”が掛かっていないのです。あぁ、ガソリン代がかかっていなくて電気代がかかっているというわけでもないですよ。とにもかくにも、種明かしをしましょう。運用の参考にはならないかもしれませんが。

「証拠は?」
魔女裁判にかけられてしまったら私は一切なす術がありません。なぜなら電気自動車の充電スタンドでは、ガソリンスタンドのようにレシートが出てきて『燃料:0円』と書いてくれる訳ではないため、撮る写真も出す領収証もありません。そういう訳で、下記『ガソリン代をタダ』にするノウハウをご紹介します。
前提条件
0円というキャッチーな文言のタイトルで始まりましたが、これを実現するにはある程度の条件が必要です。まずご参考までに、記事執筆時点での私の車の使用頻度を記載します。
使用頻度等参考情報
- 総走行距離:3759km
- 所有期間:3ヶ月
- 居住地:東京都江戸川区
- 車の使用頻度:週1-2回、レジャーや帰省などで使用
- 家充電:なし
とまあこんな感じでしょうか。日本での車の年間平均走行距離は12,000kmと聞きましたから、単純計算で現状は平均よりもちょっと多く乗っていることになります(エビデンスないため数字が間違っていればご指摘いただければと思います)。
家充電は使用していない
ちなみにですが、前述の家充電とは、家の駐車場に充電スポットを作り、自分が家にいる間や寝ている間に充電をすることです。EVのガソリンスタンドである充電スポットに行かなくてもよい反面、まだ導入の敷居は低くはないのが現実です。導入費用がかかる(補助金が出るとはいえある程度は負担の必要あり)のもそうですが、私みたいな賃貸居住者では大家さんとの掛け合いが必要となり、駐車スペースへの設置ができないという障壁があります。
こうした家充電を利用すれば、比較的安く充電代を済ませることができます。外食より自炊の方がやすいのと同じ感じでしょうか。一般的にいえば、です。
0円の鍵:電気自動車
前置きが長くなりました。さて、私は前述の通りテスラ モデル3 に乗っていますが、この車は電気自動車(通称EVと呼ばれます)です。その他メーカーでは日産リーフやジャガー i-paceなどが有名ですね。

EVであることが燃料0円生活の必須条件です。下記、理由を記載していきましょう。その辺からガソリンが湧き出てきたら一生懸命ボトルに入れて持って帰るんですがね。
0円のトリック1:無料充電スポットを利用する
電気自動車のガソリンスタンドとも言える充電スポットには、実は無料で充電することができる場所があります。通常は専用のカードを契約し、例えば日産のディーラーにある充電器を利用させてもらったり、PAにある充電器を使用したりしますが、そうではないスポットがあります。実際に見てみましょう。
無料充電スポットを探す
いつもお世話になっているのが evsmartさん。アプリもあり、出先でも簡単に使えます。

ダウンロードし起動すると、下記のように地図上に充電スポットが無数に表示されます。

「絞り込み」のタブから、「絞り込み機能を有効にする」にチェックを入れ、「急速無料」にチェックを入れます。

すると下記の通り、無料で充電できるスポットのみが表示されますので、自宅付近や目的地付近の場所を探すとよいでしょう。

なぜ無料なのか?
うまい話には裏がある、そう思いませんか?私は思います。なので無料充電が無料である理由を軽くご説明しましょうか。停めたら壺を売りつけられたりとか、すんごいいかついオッサンが取り立てに来るという心配はありません。
- 駐車場代を支払えば充電代がかからない場所
- 多くの車に止めてもらうため、駐車場側が充電代をサービスしている場所があるようです。電気スタンドは場所を比較的選びませんから、その駐車場の管理者はきっと「充電スポットを無料にするから通常の駐車場使用料は払ってね♡」と考えていることでしょう。空港に多いですね。
- 利用をすれば充電代がかからない場所
- 出先のホテルや旅館にも無料充電スポットがあります。宿泊の方限定で無料充電スポットを取り付けることで、お客様に足を運んでもらおうという施策でしょう。こうした施設を利用することで、EVオーナーは燃料代を浮かせることができます。宿泊とまでは行かずとも、レストランなんかにもあったりしますよ。「3000円分のお食事で無料」とか「お土産を数百円分買えば無料」など。
- 公共の場所
- 役所や公園などに、税金を使用して設置された充電スポットがあります。江戸川区にはありませんが、例えば近く江東区役所や葛飾区総合庁舎では駐車料金もかからず、充電代もかかりません。収めた税金がこうしたインフラに利用されるのはとてもいいことです。
- 理由はわからないが無料の場所
- 一体何の裏があるのかわからない不思議な充電スポットも存在します。

私は前述のような無料充電スポットでのみチャージを行うことで、無料を貫いています。「なぜ無料にこだわり続けるのか」「ケチなのか」と問われれば違います。充電用のカードを作るのが面倒だからです(言うなればガソスタ使うのにENEOSカード契約必須みたいな煩わしいシステムですが、こちらのページに詳しく掲載されています。 https://ev.gogo.gs/contents/1487399529 )
また、スポットが少ないから不便だと思われるかもしれませんが、私の場合後述の理由によりそうでもありません。
無料充電スポットの近くに住んで便利に
私の場合、TESLAの購入検討段階で戦略的に引越しをしました。ですから、引越し場所の条件の一つに「無料充電スポットが近いこと」を挙げており、車で10分程度の場所に前述の公共充電スポットがある場所に家を借りました。江戸川区いいですよ、安いし周辺の充電スポットも多い。……引越しできる人は限られると思いますが、一応。
0円のトリック2:Tesla無料チャージを獲得する
さて、2つ目です。テスラ車限定の設備として、「スーパーチャージャー(通称SC)」「アーバンチャージャー(通称UC)」と呼ばれる専用の充電器があります。前述の急速充電器と同じかそれの3倍近くの速度で充電ができる専用規格です。

テスラ車といえばその速さやデザイン、ガラスが割れる車の評判などもさることながら、こうした専用の充電スポットの存在がTESLAの人気を下支えする理由の一つだと思います。そんなテスラの充電スポットですが、全国各地にあります。しかし、まだ数は多くなく、東京、名古屋、大阪、福岡などの大都市に限られていますから注意が必要です。
無料で利用するための条件
そんなTESLAスーパーチャージャーを無料で利用する方法があります。
こちらのリンクを利用して、購入画面へ進み決済をした場合です。
購入してから最初の1500km分(とは書いてありますが正確には違い、もう少し多いです)の充電であればタダですることができます。期間が終わった後も、一般的なChademo規格の充電スポットよりも良心的な価格で利用可能です。前述の無料充電スポットとは違い無限に利用し続けることはできませんが、これを活用することで「今のところ」は燃料代が掛かっていないのです。
前述のリンクをもしご利用いただければ、私とあなたに1500km分の無料チャージングクレジットが加算されます。私は素直なのであえて書いておきますが、利用していただければ私のタダ充電期間を延ばすことができるため、ぜひお願い致します。私以外にもこうしたリンクを設けている方はいらっしゃいますから、その方のリンクを使用してもあなたの1500km分は確保されます。その場合私は泣きます。
…http://referral.yasuhira720.comです。覚えやすいでしょう?
条件は厳しいが誰でも0円運用できる
さて、ここまでお読みいただきありがとうございます。私は①②を駆使し、これまで無料で車を運転してきました。無料スポットを見つけるのには苦労しますし、今後ずっと無料だと保証されているわけでもありません。また、スーパーチャージャーのクレジットも無限に使えるわけではないので、いつかは卒業することになると思います。
電気自動車オーナーであれば、前述の方法で燃料代をかけず車に乗ることが可能です。
無料充電の際の注意
これはEV充電における常識でありマナーですが、充電が完了したら車をすみやかに移動させる必要があります。スタンドの数は限られており、他の人も使用するからです。しかも1回あたり約30分以上かかる。次の順番待ちをしている人からしたらたまったもんじゃありませんから、皆でマナーを守り、無料充電にあやかりましょう。
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